野良猫みたいに生きている(PRO

交通違反の罰金が払えず労役90日→労役終了後3ヶ月間ホームレス生活→その後色々の備忘録

センター棟と労役囚の入浴

ここはM県S市W区の閑静な住宅街の中にあるM刑務所 。

 

○1棟 (別名センター棟) 3階のは1室、2室が労役の雑居房、3室から18室までが(おそらく)懲役達の雑居房、19室から25室は独居。

(建物内部はドーナツ形状) 

 

拘置所から裁判を経て懲役となった囚人は 先ずここに送られる。

 

この棟に収容される囚人達は「考査生」とよばれる。

3階の人員は29名から35名ほど(日によって人数は変わる)

 

懲役の考査生は一定の期間収容された後 工場がある別の棟に移動するか 他の刑務所に移送される。

 

労役(8人前後)は罰金の金額分(¥5.000/日)ひたすら雑居房で内職をする。

 

入浴は週3回(月、水、金)の翌週は週2回(火、木)

水曜日の入浴は髭剃り無しの10分。

その他は髭剃り有りで15分。

 

入浴の時間帯は不定

基本、懲役組が先に入る。

早い時で朝8時半、遅い時で12時半か13時頃。

 

作業中に「2室10分後に入浴なっ」と刑務官から連絡される。

 

よく聞く 入浴前の「カンカン踊り」はなかった。

 

しかし 脱衣所に入る前に ボディチェックと石鹸箱の点検はしっかりとあった。

 

髭剃りの出来る日は 浴室に入る時 刑務官に

「2室99番ネコタです」と言ってカミソリをもらい、

髭剃りが終わると 借りる時と同様に部屋と自分の番号、氏名を言ってからカミソリを返す。

 

「あー。いつもの通り 入浴時の交談は禁止ィ!各自節水に努める事ッ!シャワーの使用は禁止ッ!では入浴始めィ!(大声)」

 

タヌキ先生の号令で入浴開始。

 

浴場の入り口で刑務官が2名タイマーで時間を見ながら監視しているなか体を洗う。

 

石鹸で洗うので髪がキシキシする。

素早くタオルに石鹸を擦り付け 体とシモを洗い

入浴。

 

10人以上一緒に入れる大きなステンレス製の湯槽に浸かる。 

刑務所の風呂はお湯は汚れて汚い…と聞いていたけど そんな事は無い。90日間いて不快な思いは一度も無かった。

 

「10分前ぇ!」「5分前ぇ!」(大声)

タヌキ先生の号令がかかる。

 

5分前位に全員が上がる。

脱衣場を出るときもボディチェックと石鹸箱の確認。

 

全員が出終わるまで廊下の壁に向かって休めの姿勢で待機。(左腕にタオルをかけ、右手は背中、腰の位置)

 

とにかく 番号!番号!と人員の確認は徹底している。

 

入浴が終わり、部屋に帰ると 先生の「タオル洗い後 作業開始!」の号令がかかるまで自分の位置で正座。

 

バタバタと忙しい時間だけど、常に同じ姿勢で行う内職作業の気分転換になるので 入浴はとても楽しみだった。