野良猫みたいに生きている(PRO

交通違反の罰金が払えず労役90日→労役終了後3ヶ月間ホームレス生活→その後色々の備忘録

労役と刑務所内から家族への手紙①

労役で刑務所に収監されている。

 

当然 世間から隔離された状態にある。

 

外の(娑婆の)出来事は

18時に流れる(編集された正午の)NHKニュースを聞くことで知ることが出来し、

 

夕方に回覧される読売新聞を読むことで

(1人15分)プロ野球の結果を知ることもできるし、

 

週刊誌の広告でゴシップを知ることも出来る。

(当時は「このハゲー」の一件や「松居一代」が女性誌の見出しによく出ていた)

 

それでも面会が無いと家族の安否を知る事は出来ないし、逆にコチラの近況を知らせる事も出来ない。

 

俺の場合、母親は統失でアレだけれど

やはり離れて1ヶ月過ぎると高齢だし、心配だ。 

 

発達障害自閉症の弟の事も気になる。

 

ここはひとつ 刑務所の中から葉書を出そうと考えた。

 

収監される時に 書類に家族構成を書いて出してあるし 何の問題無いはずだ。

 

労役だし…

 

例によって 朝の「願い事」の時に担当先生に申し出た。

 

担当「2室 願い事 1番席からっ。」

俺     「77番猫田です。母親に葉書を出したいので葉書をお願いします!」

担当「それは罰金を払うための借金の申し出か?」

俺「い、いえ 近況報告です」

担当「近況ぅぅ?」

俺「あ、あの母親は高齢なものでして…その (しどろもどろ)

担当「ガンセン書いて 明日の願いごとの時に出して」「次っ!2席」

 

 

ガンセン→「願箋」と書く。

こんな言葉初めて聞くが 刑務所内では頻繁に使う。

 

何か刑務所に願い出る時は 何でもかんでも

「願箋ガンセン」を書いて提出する規則だ。

 

今回の様に 領地金(刑務所に入る時に持ってきた所持金)から葉書を買う時は

「特別購入願箋」(←うろ覚え)

を書く。

 

担当先生から願箋をもらい

夕食後の自由時間に報知器のボタンを押し 巡回の刑務官に

「77番猫田です。購入願箋に記入したいのでボールペンを貸してください!」と頼み、

 

自分のしょうこばんごう、氏名、葉書の枚数、

そして「母親に安否近況の報告」と記入した。

記入後 再び報知器を押し 刑務官に

「77番猫田です。ボールペンありがとうございました!」と返却する。

 

いちいち面倒臭い。

 

そして翌日朝の「願いごと」の時間に

改めて担当先生に葉書の購入申し出て やっと願箋が受理された。

 

いやはや超面倒臭い。