2017年9月某日 強制執行の日を迎える。
とりあえず強制執行後に役所に直行する予定。あとはノープランだった。
午前10時自宅前に大型の箱車が到着。
作業員6人程と人相の悪い背広の男性が3人きて淡々と状況を説明→荷物の運び出し。
母と弟は意外とおとなしく それが申し只々申し訳なかった。
(↑当日の様子を携帯で記録していた)
大柄な執行官が近づいてきて 前と同じ冷静な口調で
「客観的な事実に基づいて相談すれば行政が必ず動いてくれるから」
と声をかけてくれた。
執行日から1ヶ月以内に連絡すれば業者の倉庫に必要な荷物を取りに行っても良いと言われたので 母と弟の秋冬衣類等は別に分けてダンボール入れての印をつけてもらった。
15時頃作業が終わり(鍵は変えられるだろうけど)
自宅の鍵を渡して既に配車していたタクシーに乗り役所に行く。
自転車は予め最寄り駅の駐輪場に移動しておいた。
すぐに会議室に案内されて担当職員さん2名と
これからの事、とりあえず今夜どうするか考える。
「客観的な事実に基づいて相談すれば行政が必ず動いてくれるから・・・と裁判所の執行官にいわれたんですけど」と言うと職員さん達は
「えー。それってどうゆう事なんでしょうね?そんな事言われてもねえ・・・」
と言われてしまい心細くなった。
「とりあえず母と弟の居場所だけでも何とかしたいので申し訳ありません」
としか言えなかった。
入れ代わり立ち代わり職員さん達が出入りし やがて
2枚のネットからプリントした用紙を持ってきてくれた。
「ネコタさん とりあえずココに相談に行って下さい 役所から紹介されたと言っても
いいですから」
一般社団法人の名前が書いてある。場所は車で20分ほどの街の中心部だ。
お金は惜しかったが それ以上に時間が惜しかったのでタクシーで独り向かった。
続く