先日(2018年11月4日) 矯正展を見にM刑務所に行ってきた。
刑務所の敷地に入るのは出所以来 約1年ぶり。
(↑会場案内とイベント情報の掲示板)
敷地内には屋台的なお店が出店していて
軽食を販売していた。
雰囲気としては 自衛隊-駐屯地祭りの縮小版
ミニステージではマジックショーをやっていた。
この後 地元高校チアリーディング部による演技が行われる事を知って
密かに心踊ったけれど 断腸の思いで
刑務所内の見学を優先した。
↓まさか再びこの門(ゲート)を間近で見る事が出来るとは…
去年(2017年5月末)の収監時、
検察のミニバンから降ろされて
手錠・腰縄でこの門をくぐった時は少し足が震えたな・・・懐かしいな。
残念ながら(当然ながら)
ゲート内は撮影禁止。
渡された白いビニール袋に
携帯とデジカメを入れて口を絞って持ち歩くように指示される。
去年労役で収監された時も感じたのだが
門をくぐると空気が違う。
「外」と空気(雰囲気)が異なる理由は
「外」の騒音(生活音)が聞こえない事と、
事務錬以外の建物(工場や電柱等)施設・設備が昭和のままだからだ。
工場の入り口に「昭和32年(1957年)」に建築された事を示す表記があったし
敷地内の一部の電信柱は「外」では一切見ることが無くなった木製の柱だ。
残念ながら(当然ながら)見学コースは刑務所敷地の「ごく一部」で
舎房内や運動場(ゲージのほう)は見られなかった。
門をくぐって すぐ左の土地は現在遺跡の発掘調査中で
調査完了後 懲役達が収容される建物(5階建)が新築されるとの事だった。
その他 「朝鮮ウメ」や樹齢330年の「蟷竜(ばんりゅう)の松」を見て
約30分ほどの見学は終了。
今回の見学コースと自分の記憶、そしてグーグルマップの航空写真で
労役中、自分たちが刑務所のどの建物に収監されていたか、建物の位置関係を改めて確認する事が出来て非常に良かった。
↓帰りに刑務所作業製品の出店で「函館少年刑務所」製の前掛けと小物入れを購入。
↑「函館少年刑務所」のマル獄シリーズはデザインがイカす!カッコいいよね。
↑Amazonでも販売してる横須賀刑務所製の
洗剤「ブルースティック」も直売していた。
その他各刑務所内で造られている製品も販売していたが 個人的に惹かれたのは↑のみだった。
刑務所内で製造された製品は「CAPICキャピック」と言う外郭団体?が販売していた。
通販もしている
自分の矯正展見学はこれで終了。
見学で案内してくださった刑務官さん達の中には見覚えのある方々がいたし、
見学者達や矯正展を見に来ていたお客さん達の中には
地域住民の他 自分みたいに「卒業生」っぽい雰囲気の人たちが数名いて(私見)
なかなか興味深かった。
帰り道、ミニステージで歌う女性シンガーソングライターの素敵な歌声が聞こえた。
歌声は舎房まで届いていると思う。
免業日の午後なので舎房内では きっと
館内で流れるラジオと共に遠くから聞こえる
歌声を耳にしながら仮就寝している事だろう。
また来年 ココを訪れてみよう。