年末なのにアレな話だが
ウチの母親は統合失調症だ。(以下 「糖質」)
初めから変だった訳じゃない。
60歳を過ぎてから徐々に変わっていった。
この徐々にと言う点が曲者だった。
糖質は大きく分けて4つの段階がある。
(前兆期、急性期、休息期、回復期)
殆どの家庭で異常に気がつくのは
心のアンテナがギンギンに反応しだす
「急性期」からだろう。
「監視されてる!攻撃されてる!」の被害妄想
「誰かが家の中に居る!」→幻視、
「悪口が聞こえる!」→幻聴、
「変な臭いがするから洗濯物は外に干さない!.
窓も開けない!」→幻臭、
昼深夜ずっとブツブツと独り言、
外に出て大声で騒ぎだす。親しかった人達に攻撃的な言葉を吐く。
やがて会話が成り立たなくなる
「やべぇ 母さんがキチガイになった!どうしよう」
孤独で独り悩んでいた。
父が他界した時 色々お世話になった司法書士の先生から
「お母さん 統合失調症かもしれません」という
「統合失調症」というワードを教えてもらえなかったら
未だに独り悩んでいたに違いない。
家族の精神、行動に異変を感じたら
まず市区町村の障害課に連絡と相談だ。
役所と提携している病院、支援団体を紹介してもらって
一緒に対策を考えるのが良いと思う。
(↓公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)
糖質は精神の病だから専門の知識がある人達の協力なしでは一緒に生活出来ない。
それに誰かに現状を聞いてもらうだけでも 自身が精神的に救われる。
冷静になれる。
前兆期なら病院(心療内科)で診察を受ける事も可能かもしれない
(本人次第だけど)
急性期に移行すると本人に病識がないから病院にいくのも頑なに拒む。
(治療法、対策が遅れる)
以前(役所の障害課が主催する)「精神障害者かぞく勉強会」に
参加した。
講師の先生によると糖質は程度によるが100人に1人の割合で存在するらしい。
親、兄弟、子供が突然 何かのキッカケで精神の歯車がズレてしまうか誰にも分からない。
無関心でいると変化に気付くのも遅れてしまう。
会話に、行動に、違和感を感じたら まず役所に相談するのが良いと
自分の経験上思います。