野良猫みたいに生きている(プロ

交通違反の罰金が払えず刑務所で労役90日→労役終了後3ヶ月間自立支援ホームで生活→その後色々の備忘録

振り返り・・2年前の6月4日は刑務所で労役をしていた。

6月4日、自分のブログだと丁度このあたりだろうか

www.noranuko.tokyo

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今日と同じカラッと晴れた日だった。

 

 

 

刑務所に収監されてまだ4日だが、

当時の感覚だと既に1週間以上経過している気分だったと記憶している。

刑務所で過ごす1日は外界の3倍過ぎるのが遅く感じる

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共同房(舎房=牢屋)に24時間軟禁状態でストレスが物凄かった。

畳に、和式トイレの床に、抜け落ちている体毛が嫌で嫌でストレスが物凄かった。

 

椅子の無い畳にスポンジの薄い座布団で正座して、

ちゃぶ台に向かってヤマト糊と和紙でひたすら紙加工をする。

尻が、腰が、膝が、背中がとにかく痛かった。

 

見ず知らずの他人との共同生活だった為 ため息も愚痴も極力我慢して

努めて明るく振る舞った。

(部屋の空気が悪くならないように)

 

時計の無い部屋で時間の経過が分からず、

隣接する小学校のチャイムで現在の時刻を想像した。

 

 

夜は21時就寝。

窓ガラスを開けて網戸で就寝した。

(網戸はステンレス製、サッシはハメ殺し、窓を開けても鉄格子)

 

眠れなくても布団で仰向けに寝ていなければならず、

(立ち上がって窓の外を見ていたら巡回中の「先生(刑務官)」に厳しく注意された)

起床時間の翌朝6時50分まで夜がとにかく長かった。

 

 6月初旬、21時から深夜まで、M刑務所の敷地内では

何処に潜んでいるのか?ウシガエルの鳴き声がうるさかった。

ja.wikipedia.org

(6月中旬から7月にかけてはカラスの鳴き声が煩かった。

(刑務所の医務棟屋上に巣を作っていて繁殖期らしかった)

 

刑務所の場所は市の中心部から車で15分ほど。

決して田舎でも町外れでもない。しかし、どんなに都会に位置していても

塀の中」は別世界だな・・と改めて思った。

 

自分にとって忘れられない、多分だれも体験する事が無い体験を2年前にした。

 

この時期が来るたびに改めて法令遵守を胸に誓うのだった。