野良猫みたいに生きている(プロ

交通違反の罰金が払えず刑務所で労役90日→労役終了後3ヶ月間自立支援ホームで生活→その後色々の備忘録

糖尿関連の記事を見て父親を思い出した話

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数週間前の記事だけど これを見て父の事を思い出した。

 

記事ほど深刻ではなかったが

10年前に他界した父も糖尿病だった。

 

 

若い頃から酒を浴びるほど飲み、

タバコは1日2箱以上吸っていた・・と自慢げに話していた。

 

1978年に母親と離婚してから 生活習慣は悪い方に変化していき、

朝食は抜く、昼、夜はスーパーの揚げ物弁当、

 

喉が乾く度に 甘い缶コーヒー(ロング缶)とジュース(ネクター)をガブ飲みし、

酒、タバコの量は増えていったらしい。

 

「俺は酒飲みだけど 甘いモンも好きなんだ」が、当時の口癖だった。

 

子供の頃 父と年に数回会う機会はあったが 一服した後に 咳き込んで痰を「カーッ ぺっ!」と吐き出す父が堪らなく嫌だった。

 

1998年頃 「突発性難聴」で診察を受けたところ「2型糖尿病」である事が分かり 総合病院に1週間ほど入院した。

 

俺も母も糖尿と難聴の関係を初めて知った。

 

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退院後 父は酒タバコを止めた。

 

嫌々ながら毎日1時間の散歩。

空腹血糖値を自分で計測し、インスリン注射を打つ生活が続いた。

 

「毎回インスリンを打(ブ)つから腹の肉が硬くなって注射針が刺さり難いんだよ」

「今日は数字が高いな。なんでだろう」

「もう嫌になったな。こんな面倒臭い生活」

 

弱音も吐くようになったけど大嫌いな病院にも11年通った。

 

それでもやはり病院は嫌いで健康診断は一切受けなかった。

 

「俺はお前ら以上に食生活に気をつけている。大丈夫だ!」

が持論だった。

 

2008年12月に突然体調を崩し、医師の勧めで大病院の内科に行った父はそのまま入院した。

 

「末期の肺がん」だった。

入院中の2009年2月に父は他界した。

69歳だった。

 

個人差はあるが、若い頃の過度の喫煙、

暴飲暴食は後年必ず影響するんだな・・とその時痛感した。

 

定期的な健康診断をすれば早期発見に繋がったのだろうが

 

人の意見に耳を傾ける人じゃなかったから仕方がない。

 

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糖尿関連の記事を見るたびに「もう嫌になったな。こんな面倒臭い生活」と

ため息をつきながらお腹にインスリン注射を打っていた父の姿を思い出す。