2000年あたりから統失の症状が出始め、
前兆期(物忘れ等が連続する)を経て
急性期(いわゆるガチ糖質)になった母…
「見えない電波」にビンビン反応して
やれ「盗聴されている(されていない)」
やれ「隣の家からガスが漏れている(漏れていない)」
やれ「家に誰かが入った形跡がある(ない)」
…人が変わってしまって
ほぼ毎日「大暴れ」していましたが
2020年4月現在はすっかり大人しくなっています。
完全に統失の症状が治った訳ではなく
早朝、「見えない誰かと会話している的 謎の独り言」
…はありますが俺的には全然許容範囲です。
急性期から消耗期に変化したキッカケを振り返ると
2013年に放送された朝の連ドラ「あまちゃん」
を母が見た事だったのではないか?
と思います。
(※多分だけど)
母は普段、大河以外のドラマは一切見ませんが、
●帯番組
●連続ドラマ
●長寿番組
….が大好きなので
自然と母も弟と一緒に「あまちゃん」を視聴していましたが、舞台が岩手(三陸-久慈)
だったので岩手出身の母も親近感というか、
思い入れ は多少あったと思います。
統失の急性期になってから険しい表情が多くなって一切笑わなくなった母が
「あまちゃん」のコメディシーンを見て声を出して笑っているのを見て驚いた記憶があります。
放送が終わると再び 険しい表情に戻るのですが ドラマも終盤になる頃には
普段の生活でも時折笑うようになりました。
結局、母の統失が落ち着くのは2017年になるのですが、
統失と言う治療法もない精神病になった母。
接し方、暮らし方に一切希望が持てなかった時期に
「コレは何とかなりそうだ」
と微かに希望が持てたのが2013年の
「あまちゃん」の放送中でした。
※投薬とかあるだろうけど病識のない人に無理強いはできないので、
先日、ネットで見かけた岩出銀行の広告に出ていた
「のん」さんを見て
「2013年の母とあまちゃん」の事を思い出しました。