51歳、肉体労働作業員のネコタです。
同期入社で24歳の若者がいます。
人懐っこい青年なのですが
惜しいことに「吃音(きつおん)」です。
普段の会話では気になりませんが
人前で挨拶やスピーチ等、
本人が少しでも緊張すると もうアレです。
弊社、
業務の一環で各車両(トラック)
無線連絡が頻繁にあるのですが
「お疲れ様です。××完了、
次××に××で向かいます。どうぞ。」
「確認です。××は○○で宜しいですか?
どうぞ」
…等
事務所や上長の車両に無線連絡、報告するのですが
「お、お、お、おつ、おつ、お疲れ…さ、様で、です。」
「ば、ば、ば、××、か、か、かか、完りょ了」
…中々 上手くいきません。
営業所の20数台の車両が絶えず
無線連絡を取り合っている中、
1人が無線を数分独占する形になるので
理解のない作業員の評判は良くありません。
本人も気にして最近は無線連絡を避ける傾向にありました。
…が、通常業務の一環ですし、
仕事が出来るリーダー格の
「ニコラス先輩」はじめ
上長、先輩達は
「訓練だと思って良いからやらせろ!」
「どうせ何分かかっても(無線なので)通話料金無料(ただ)だべ!」
…お構い無しです。
本人は一生懸命なのですが
今まで治らなかったモノがこの半年で劇的に改善する訳もなく
通常なら数秒で済むやり取りが
30秒から1分強かかっています。
※場合によっては一度無線を切って仕切り直す。
ネコタも
2つ下の弟が自閉症で発達(障害)なので
立場は違えど 何となく放っておけません。
①「お疲れ様です」は言わなくて良いから
要件だけを簡潔に。
②数字を伝える際は
50(ごじゅう)が言い難かったら
50(ごーまる)で良いよ。
とかアドバイスしていますが
中々難しいです。
結果、
「多少キツっても 相手が単語から内容を推理するから 気にしないでバンバン(無線)かけなよ」
と、何だか
訳の分からない励ましをしています。
ま、トレーニングしていれば
いつか モノになるでしょう。
彼はまだまだ若いです。
のんびり気長にいきましょう。