2017年10月 更生緊急保護でNPO法人の管理する施設「A」で生活している。
施設での生活も慣れ、強制執行で家を追い出された後
世帯分離した母も
木造の安アパートに引っ越す事が出来て
生保の申請も通り
とりあえず 生きて行くのに十分な生活を送っている。
※物件は老夫婦が営む不動産屋で見つけた。
保証人は俺がなった。
職業欄には無職と正直に書き
住所は以前の住所を書き住民票と一緒に提出した。
社長がじっくり書類を見たはずなのに
見終わった1分後に
「ところで息子さん今日はお仕事お休みなの?」と聞いてきたので
思わず笑ってしまった。
勿論「はい」と答えておいた。
※生保受給者用の物件を取り扱ってる不動産屋はどの町でも一定数ある。(はず)
近い将来 洋式トイレのある市営住宅に住まわせてやりたい。(申し込み→抽選に落ちた)
とりあえず目下の目標は自身の就活そして自立だ。
10月のある日 ハロワの求人検索機をながめていると
施設「A」を管理している社会福祉士さんから携帯に電話があった。
「今日から新人が入るのでよろしく」
との事だった。
いま利用している施設「A」は2階建て、
1階は風呂、トイレ、食堂兼リビング
台所、宿直室、
2階が我々 施設利用者の部屋になっており
6畳和室が甲さん、
8畳洋室は俺が使用している。
空いているのは10畳の洋室で2段ベッドが3つある6人相部屋だ。
新しい人はこの6人部屋に1人で入る事になる。
夕方5時ハロワから自転車で「施設A」に戻り玄関で靴を脱いでいると
2階から六角精児(俳優)似の男性が降りてきて
「今日からお世話になります「乙」です」
と挨拶してきた。
簡単に施設のルールを説明し 一緒に夕食を食べた。(甲さんは研修の為帰所は毎晩21時過ぎ)
ココに来るという事は彼もムショ上がりなのだろうか?
髪型からしてムショ(懲役)出では無い、
M刑務所の労役では見なかったから労役でもない。
いずれにしても何かしら事情があるのはお互い様なので立ち入った会話はしなかった。
宿直の職員さんとの面談も穏やかにしていたし
クセも無い人なので 共同生活は大丈夫だろう。
施設から街中に出る途中にあるお寺(先日の日記に書いたのと別のお寺)の門の掲示板にも
「有難いお言葉」が貼ってあって往路復路心の中で唱えていた。
続く