昨日の夕方 部屋で洗濯物を干しているとチャイムがなった。
・・・「チッ」俺、舌打ち。
安アパートなのでオートロックなど無い。
誰構わずピンポン鳴らして訪問してくる。
ワザとドアに体当たりして大きな音を出してからドアを開ける。(威嚇)
眩しい作り笑顔の婆アが2人いた。
「お忙しいところすいません。わたし達 エホバの証人と申します。この・・」
俺「あ、すいません。宗教とか勧誘お断りしてますんで、すいません」
(俺、玄関ドアを そっ閉じ)
よく知ってるよ「エホバの証人」・・・
何しろ俺のお袋も40年くらい前に入信してたし、
当時小2の俺と知障の弟も一緒に小冊子「目覚めよ!」とか訪問で配ってたし・・・
当時、変人で酒乱の親父と協議離婚したばかりのお袋は
弟が通う養護学校の同級生のお母さんに誘われてエホバに入信した。
周りに友達がいなくて寂しかったからだと今は思うが、とにかく
土日の遊びたい時間帯に協会に連れて行かれたり 母子3人で小冊子を配って回る
(当然拒まれる)作業が堪らなくイヤだった記憶がある。
俺の飽きっぽさは母親譲りだと思うが
お袋は半年ほどで脱会した。
来るものは拒まず、去る者は追わず。が
・・・当時のエホバの良いところだと思う。(今は知らんけど)
しかし、1年後再びお袋は協会に通い始める。
今度は近所の民生委員のご婦人に誘われてカトリックの協会に通い始めた。
お袋は また半年ほどで協会に行かなくなるのだが、
カトリックの人たちは凄く良い人達だったが、
大学の先生やイイトコの奥さん達、
いわゆる優雅で意識高い系の集まりなので
女手ひとつ、新聞配達やテレビの視聴率調査の仕事で毎日クタクタになって働いていたお袋とはウマが合わなかったのかもしれない。
日曜の午前に連れて行かれる礼拝の度に我々親子3人だけ熟睡していたし。
(賛美歌の時にやっと起きる始末)
まあ我々親子には宗教とか それこそご縁がなかったのだ。
その後、俺自身は宗教とは無縁だが
中学の同級生や、仕事でお付き合いのある人に「聖教新聞」の購読を強くお勧めされた事はある。
「半年だけでも読んでみて!料金は私が建て替えるから」
のお誘いも
「オレ、他力本願寺なもんで(親父ギャグ)」とユーモアを交えながら丁重にお断りしている。
信仰はないが、
統失の母と知障で自閉症の弟さえ大切にしていれば
例えピンチになったとしても
とりあえず死んだ親父が何とかしてくれるだろう・・と、それだけは強く信じている。