柄波精機(仮称 以下ガラパ)の製造「4班」は
(なぜ「班」なのかは不明)
いわゆる「原材料」担当だ。
基本2名+ヘルプ(主に若ギバ氏)で仕事を回す。
と
事務所で購買の管理している女性課長(初老)がPヤマ(敬称略)の上司にあたる。
アレな部分もあるのでボカした事しか書けないけど。
原材料といっても 鉄鉱石や石炭などではなく
国内、海外の会社から購入する細々とした「部品」が主だ。
困った事に
部品の呼名が社内で統一されていない。
「○○(十数年前に名称を変更したらしい)」
と言う人もいれば
「××(昔の名称)」と言う人もいる。
説明が一切無かったので
当初は混乱した。
加えて作業手順書が無い。
原材料の指定場所もその時その時で空いている箇所に置く。
(全ての原材料の置場を完璧に把握しているのは若ギバ氏のみ)
全て口頭で説明される。
忙しくなると口頭での説明すら無くなり
職人よろしく「見て覚えろ」的に
若ギバ氏もPヤマもR子も無口で自分の作業しかしなくなる。
頑張ってノートにメモったり するが
追いつかない。
1週間があっという間にすぎた。
翌週よりPヤマから直接指示がバンバン飛ぶ。
P「××を●●に置いてきて!」
⚫︎⚫︎を俺が既に分かっている前提で話すので
俺「あの●●とは?」
と質問すると
P「んもう!今まで何聞いてたの!」
Pヤマは直ぐ感情的に大声を出す。
俺「初めて聞いたもので」
P「んもう!じゃいいから!段ボールでも畳んでて!Rちゃん ごめぇん行ってきてぇ」(大声)
月ヤマさん、若ギバ氏が先日「気をつけて」と俺に忠告したのは
Pヤマの直ぐキレやすい性格の事だったのかな?
とにかく「既に誰かが教えているから知っているだろう」
前提で指示を出し、即座に動けないと大声でキレるので閉口する。
連日連日大声だされるとさすがに疲弊する。
俺、仕事できねえな。ダメだな・・と思いかけた頃
休憩室で「普段喋らない人たち」がポツリポツリと話しかけてくれるようになった。
続く