M刑務所では毎月第2.第4金曜日が矯正処遇日で
作業は無い。
朝の点検が終わると 当日の予定を知らせる所内放送がある。
懲役受刑者達はビデオ(NHKプロフェッショナル仕事の流儀)観賞したり、
教養を高める為の勉強会があったりするらしいけれど
我々労役はひたすら読書で時間を潰さなければならない。
共同房にいる(懲役/労役)受刑者は官物(刑務所所有)の本を2冊まで借りることができる。(独居受刑者は3冊)
本は2週間毎に回収→違う本を借りる事ができる。
官本の蔵書は80年代から00年代の古い本が中心で
マンガもあるけどやはり古い本しかないし数も少ない(人間交差点、ラフ、ああ女神様 など)
共同房内で官本の貸し借りは可だが
私本の貸し借りは不可。
官本のラインナップは正直ショボかったけれど その中、
自分が90日間の労役中に読んだ中で面白かった本を挙げてみる。
① 佐伯泰英・居眠り磐音江戸双紙 (シリーズ)
②中島らも 寝ずの番
④小泉武夫 中国怪食紀行 我輩は冒険する舌である
(絶版)
⑥なかにし礼 世界はおれが回している
⑦山口瞳 酒呑みの自己弁護
居眠り磐音や裏同心シリーズ物は読んでいない巻も多くあるし、
小泉武夫先生の食に関する本も非常に面白かったので、
今の生活が落ち着いたら読んでみようと思っている。