野良猫みたいに生きている(プロ

交通違反の罰金が払えず刑務所で労役90日→労役終了後3ヶ月間自立支援ホームで生活→その後色々の備忘録

労役と出所前に刑務所(ムショ)生活を振り返る夜(出所2日前)

2017年8月27日。

 

いつも通り起き、いつも通り朝食、いつも通り作業する。

 

平静を装っているものの 気持ちは静かに高ぶっている…。

 

90日間の労役作業は実質今日で終わりだ。

 

あす最終日は領地調べ(出所前の特別)入浴のイベントがあるので(?)

作業はほぼ無いのだ。

 (先に出所して行った労役達がそうだった)

 

 

千代紙とスティック糊で労役作業を行いながら89日間の刑務所生活をぼんやり振り返っていた。

 

時間と行動の自由を厳しく制限された刑務所の生活は予想以上に厳しかった。

 

基本24時間 布団で寝る以外 畳の上、

薄い座布団に座ってあぐらで過ごさねばならず 

椅子に慣れた人間には(ヒザと腰が)キツかった。

 

自分は特に外に出歩く人間なので

舎房(牢屋)での軟禁状態は精神的に苦痛だった。

 

刑務所は別名「矯正施設」と呼ばれるだけあって

我々のような法律違反を犯し

尚且つ罰金も一括で払えないクズ共は徹底的に

矯正」されるのだ…と身をもって感じた。

 

2室で同室だった

サルタ、イワシダ、カメイ老人、シラトリ、

サギミヤ、ハブヤ、犬山、

 

現在1室で同室の

ブーちゃん、黒いおじさん、デカパン

客観的に見ると 労役とはいえ ムショに入るようなクズ人間達だが(俺も含めて)

実際に話してみると全員 謎の魅力がある人達だった。

それぞれ大なり小なり 人生のドラマがある。

 

www.youtube.com

担当先生、

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ギョロ先生、

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アニキ先生はじめ刑務官達は厳しかったが感情的に怒る人間では無かった。

 ハブヤを連行した若い先生以外は・・・。

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入浴・運動担当の狸(たぬき)先生はバカでかい声で威圧してくるものの

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「そんな茶髪で外に出て仕事につけるのか?(1室にいた茶髪の若い労役に)」

「もっと運動して痩せろ(主にブーに対して)」

「お前!領地金210円なの!?保護カード申請したか?

(1室にいた茶髪の若い労役に)」

…など我々労役達に声をかけてくれて

非常に有難かった。

 

寡黙な(常に刑務官が後ろで監視しているからだけど)

模範囚「1番兄貴

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にも世話になったな・・。

洗濯物の回収→洗濯後の配布、センター棟3階と階段の清掃、

日に2回のお茶の配当。官物の本の回収、その他雑務。

このセンター棟で一番動いているのは「一番兄貴」で間違いない。

 

ちなみに2階にも模範囚

2階の1番兄貴(2室で勝手につけたあだ名)」がいて

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(↑2階の「1番兄貴」は色白のイケメンだった)

 

こっちは色白眼鏡の(恐らく20代)五分の入れ墨が入った若者だった。

(2階にある入浴場に行く時チラ見した。)

 

10日間2階独居にいたハブヤによると

柔らかい標準語で話す若者らしい。

20代で処遇指標「B」or「LB」のM刑務所に収監されるなんてよっぽどの・・・と思ったが 「人生いろいろ」だ。

収容分類級 - Wikipedia

www.youtube.com

 

 

 

 

 

犬山から聞いたも確かめたかったが刑務官に聞くタイミングが無かった。

 

●かつて元力士が労役で収監されていた事があるらしい・・・。

(だからブーちゃんが収監されてきた時5Lの舎房着が既にあった

 

●現在も白人の労役がセンター棟3階のどこかの部屋にいるらしい。

・・・など。

ま、聞い多としても教えてくれないだろう・・・。

 

 

 

作業が終わって室内清掃をしている時 窓の外に蜻蛉(トンボ)を見た。

結構な数が飛んでいる。

蜻蛉 見るのは久しぶりだ。10年は見ていない。

 

収監された5月31日から6月は夜になるとウシガエルの鳴き声、

早朝はたぶん繁殖期なのだろうカラスの鳴き声が煩かった。

 

7月から8月はセミの鳴き声、

お盆を過ぎたころから夜に鈴虫の鳴き声と

小さな自然の変化にも敏感になった。

 

出所した後の生活に不安はあるけれど

90日ココで過ごした妙な自信はついている。

まずまず何とかなるだろう。

二度とココに戻ってこないように一生懸命頑張ろう。

 

21時の就寝時間。

いつの間にか外で鈴虫が鳴いている。

 

もう夏も終わりだな・・・とぼんやり思った。

・・・相変わらずブーのイビキと放屁の不快な音で今夜も眠れそうにない。

 

 

↓労役中に読んだ官本

TBSの音楽プロデューサー渡辺正文の音楽と女性に賭けた生涯を描いた小説(wikiより)

今のテレビ業界を仕切っている芸能界のドン・重鎮達が元GSのメンバーだった事をこの本で知りました。レコード大賞の裏側とかちょっと興味深かったです。

当時の芸能界に興味がある人に「まあまあ」オススメ。

 

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