2017年9月某日 2度目の地域清掃ボランティアに参加した。
生活困窮者の支援団体であるNPO法人「O」では週2回(水・金)
地域清掃ボランティア活動をしている。
「O」の施設利用者は参加するのが決まりだ。
水曜日の清掃活動は集合時間が朝早い為か?ワゴン車で集合場所まで送ってもらえるが
金曜日は10時開始なので歩いて集合場所の「O」事務所に向かう。
現在「A荘」に入居しているのは俺と「甲さん」だが「甲さん」は介護の研修の為、地域清掃には参加しない。
おれ1人S市中心部にある事務所に向かった。
「O」の事務所が開くのが9時でいつものように名簿に氏名、時間を記入、
事務所隣りにある通称「さろん」の空いている椅子に座って
他の参加者の集合を待つ。
参加者は「A荘」「B荘」の利用者、そしていわゆる生活困窮者の人達だ。
「甲さん」曰く*「ガチな路上系」は金曜日の清掃には1名しか来ない。
(水曜日の清掃活動は弁当と参加費(少額)が出る。金曜は出ないので)
10時前には大体頭数が揃う。30人前後。
初老~高齢者がほとんどだが30代前半?と見られる人も数人いた。
小さい派閥があって新参者に積極的に話しかけてくれる人は皆無。
それぞれのグループで
プロ野球の話、
安い酒の話、
1円パチンコの話、
ゴシップを話して時間を潰している。
なんとなく誰かが動いて清掃活動が開始。
1時間半ほど事務所の周辺をゴミ袋、トングを手に歩き回る。
落ちているゴミは何時もと同じ
空き缶、
煙草の吸殻(メンソールが多い)
コンビニのジャンクフードの包み紙、竹串、
がほとんどだった。
夜、「甲さん」にこの話をすると
「みんな古参に合わせて空気で動いてるんだよ」との事。
そして
「古参の人達と一緒にいても参考になる話とか一切ないからね」とぶっきらぼうに言った。
「O」の施設には3ヶ月お世話になったけれど
なんとなく始まり、なんとなく終了する金曜日の清掃活動はメリハリが無くて1番苦手だった。
続く