肉体労働のバイトで食いつないでいるネコタです。
1月も後半になりました。
痛めている膝、腰、膝が
何時もより痛いです。
このところの寒さのせいです。
職場のロッカーに着替え
(靴下や私服Tシャツ等)、
食堂に私物のマグカップ、
自分用のインスタントコーヒーを置くようになりました。
1年居てようやく会社に馴染んできた感じです。
ところで
ネコタの職場の同僚に「トノヤマさん(仮名)」
なる人物がいます。
年齢は61歳、
定年退職後も会社に残って働いている
いわゆる「再雇用」の大先輩です。
背は低く、
赤ら顔は脂ぎっていて
ぽっこりお腹、
小太りで
頭髪はすっかり薄いです。
一見冴えないお爺さんなのですが
話すとなんとも言えない愛嬌があって魅力的です。
決して仕事は早くありません。
むしろ遅い方で
ちょいちょいミスもありますが
誰一人厳しく怒ったりしません。
むしろミスの後始末が終わった後に
「今日もトンちゃんにヤラレタべ-w」と
皆、何故か嬉しそうに話します。
トノヤマさん(仮)は
当営業所の人気者なのです。
因みに「トンちゃん」が愛称です。
古参の社員は「トンちゃん」「トン様」
若い社員は「トンさん」と呼んでいます。
作業ミスがあった日は
午後の休憩時間や
終業間際のタイムカードの前で、
皆一斉にトンさんをイジり倒します。
●古参社員A氏
「20年前も今日と同じミスしたべw」
「全くトンちゃんは定年過ぎても仕事(すごと)は半人前だべw」
★トンさん
「そんな事言うなよ-」
◎古参社員B氏
「トン様、今日のミスで今年度の有給は全部取り消ス(とりけし)だべw」
★トンさん
「勘弁して-」
タイムカード棚の前で・・・
若手社員C氏
「トンさん今日はミスったんで最後尾に並んで下さい(嘘)w」
★トンさん
「頼むよ-」
ベテラン社員D氏 タイムカードを持った瞬間のトンさんに
「トンさん、所長が呼んでるって(嘘)w」
★トンさん
「もう騙されませんw(3回やられた)」
もうお爺さんなのに皆からイジられまくりです。
でも、
皆、トンさんの遠距離通勤を知っているので
タイムカードの前に何人並んでいようが
特別に最前列に割り込みはOKです。
トンさんは誰よりも先にタイムカードを打刻して帰っていきます。
因みに駐車場は社屋の直ぐ側、
管理職と同じエリアに置く事が黙認されています。
普段は仕事に厳しい傭兵集団のような会社ですが
マスコット的な人物が一人いるだけで職場の空気が和みます。
それがトンさんなのです。