先日の「S君の件」で
自身の昔を思い出しました。
昔といってもほんの5.6年前です。
ネコタも立場は違えど
数年前まで社会的にも家にも
「居場所」が無く、もちろん金も無く、
まるで浮遊霊みたいに
街をさまよっていました。
※仕事は休業-倒産状態、
借金あり。
母は統失の急性期で
話が噛み合わず喧嘩ばかり、
発達で自閉症の弟は
そんなネコタと母の喧嘩に
パニックを起こすし、
とにかく辛くて、イライラしていて
家に居られませんでした。
※仲の良い友人は3名居ますが
本当にひっ迫している時って
なんだか「面倒に巻き込んでしまう」気がして
誰にも相談出来なかったです。
駅前の繁華街は誰もネコタの事を気にしませんし
様々な人々がいて見てて飽きません。
現実逃避です。
手持ちの現金はほんの僅か。
とりあえず社会の隙間に身を置きたかったです。
夏は冷房が効いてて涼しく、
冬は暖房が効いてて暖かく、
トイレがあって(大事!)
スマホを充電できて、
制限はありますが無料のWi-Fiが飛んでいて、
とにかく無料で座れる場所を探していました。
全て揃っていたのがパチンコ屋。
5千円、1万円とか直ぐに溶けるので
怖くて遊戯にお金は使えません。
休憩コーナーやトイレの個室に居ました。
目立たない様に長居はせず、
駅前の4店舗位を順繰りに回っていました。
その他に
街中の図書館
※図書館は長時間居られるので有難かったです。
駅ナカ、
デパート等の商業施設、
長距離バスの待合室、
街中の公園等を転々としていました。
パチンコ屋の営業時間は23:00までですが
22:00過ぎになると
休憩場にも居にくいので
ネカフェの8hナイトパックを利用しました。
個室ではなく料金の安いオープン席です。
腰が痛く、予算の関係でシャワーも
風呂にも入っていなかったので
肉体的、精神的に辛かったです。
その後、
自宅の強制執行をキッカケに世帯分離。
自立支援ホームに行ったり、
色々あってようやく
自分で契約した居場所(安アパート)に落ち着きました。
「自分の居場所」は大切です。
実家だろうと賃貸だろうと
「居場所」を維持する為には
当たり前の義務とかルールとか
責任とか、いろいろ必要です。
人に偉そうにモノ言える立場ではありませんが
「居場所の大切さ」はネコタが身を持って分かっています。
もう今は浮遊霊では無く「人」になってます。