野良猫みたいに生きている(プロ

交通違反の罰金が払えず刑務所で労役90日→労役終了後3ヶ月間自立支援ホームで生活→その後色々の備忘録

浮遊霊(みたい)だった頃

先日の「S君の件」で

自身の昔を思い出しました。

www.noranuko.tokyo

昔といってもほんの5.6年前です。 

 

 

 

 

ネコタも立場は違えど

数年前まで社会的にも家にも

「居場所」が無く、もちろん金も無く、

まるで浮遊霊みたいに

街をさまよっていました。

 

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※仕事は休業-倒産状態、

借金あり。

 

母は統失の急性期で

話が噛み合わず喧嘩ばかり、

 

発達で自閉症の弟は

そんなネコタと母の喧嘩に

パニックを起こすし、

 

とにかく辛くて、イライラしていて

家に居られませんでした。

 

※仲の良い友人は3名居ますが

本当にひっ迫している時って

なんだか「面倒に巻き込んでしまう」気がして

誰にも相談出来なかったです。

 

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駅前の繁華街は誰もネコタの事を気にしませんし

様々な人々がいて見てて飽きません。 

 

現実逃避です。

手持ちの現金はほんの僅か。

とりあえず社会の隙間に身を置きたかったです。

 

夏は冷房が効いてて涼しく、

冬は暖房が効いてて暖かく、

トイレがあって(大事!)

スマホを充電できて、

制限はありますが無料のWi-Fiが飛んでいて、

とにかく無料で座れる場所を探していました。

 

全て揃っていたのがパチンコ屋。  

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5千円、1万円とか直ぐに溶けるので

怖くて遊戯にお金は使えません。

 

休憩コーナーやトイレの個室に居ました。

目立たない様に長居はせず、

駅前の4店舗位を順繰りに回っていました。 

 

その他に

 

街中の図書館

※図書館は長時間居られるので有難かったです。

 

駅ナカ

デパート等の商業施設、

長距離バスの待合室、

街中の公園等を転々としていました。

 

パチンコ屋の営業時間は23:00までですが 

 

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22:00過ぎになると

休憩場にも居にくいので

ネカフェの8hナイトパックを利用しました。

個室ではなく料金の安いオープン席です。 

腰が痛く、予算の関係でシャワーも

風呂にも入っていなかったので

肉体的、精神的に辛かったです。

 

その後、

自宅の強制執行をキッカケに世帯分離。

自立支援ホームに行ったり、

色々あってようやく

自分で契約した居場所(安アパート)に落ち着きました。

 

「自分の居場所」は大切です。 

 

実家だろうと賃貸だろうと

「居場所」を維持する為には

当たり前の義務とかルールとか

責任とか、いろいろ必要です。

 

人に偉そうにモノ言える立場ではありませんが

「居場所の大切さ」はネコタが身を持って分かっています。

 

もう今は浮遊霊では無く「人」になってます。