実母の異変に気がついたのは2001年春頃
自宅マンションの機械式駐車場のパレットを上げたまま(鍵もさしたまま)
外出したり
銀行振込の口座を間違って記入したり ちょっとした「うっかりミス」が
連続して続いたのがきっかけだった。
「なんだべ母さん ボケるのにはまだ早ええよw」
父も自分もその程度の認識だった。
昭和20年(1945年)生まれの母はしっかり者で
精神病になるとは この時は思ってもみなかった。
思い返してみると これは「統失の前兆期」だった。
次の異変は 父とのちょっとした意見の食い違いに怒って
八つ当たりで灰皿を窓に投げつけてガラス窓を割った事だった。
そこから徐々に母は変わっていった。