先日 毎日新聞のweb記事の一部を見て(有料記事なので全部見れてませんが)
刑務所の「昼夜間居室処遇」とはなんぞや?と興味を持ちました。
記事にある↑M城刑務所で90日間労役をしていましたが、
「昼夜間居室処遇」という言葉は一度も聞いたことがありませんでした。
そこでまず検索。
いろいろ出てきますがwikiによると昼夜間居室処遇=懲罰房らしい。
刑務所で不正行為をして連行→懲罰対象になった受刑者を薄着で外運動させているのは
人権上配慮に欠けるので刑務所は防寒対策を・・(略)って事ですか。
※記事にある「7~8畳の細長い屋外のスペースで・・・」とはいわゆる
「鳥かご」「ゲージ」と当時、我々が呼んでいた屋外の個室運動場の事でしょう。
次に刑務所における防寒着で検索。
自分の労役期間は5月末から8月末までだったので
刑務所での防寒着(官服)はどんな物がが支給されるのか興味があります。
元受刑者の方々が書いているブログを読むと、
基本セット
●舎房着=囚人服(灰色?チャコールグレーの上下 長袖長ズボン)
夏場は半袖、半ズボン
(考査生と労役は↑で一般受刑者はグリーンだった)
●白T(グンゼ風のU首)
夏場はランニングが追加支給
●トランクス、
●靴下
●メリヤス(肌着 長袖・ももひき)
に加えて
○チャテンと呼ばれる綿の長袖シャツ
○ベスト(化繊)
が支給されるらしいです。
マスク、耳あてを購入(特購)できる刑務所もあるらしいですが
M刑務所・舎房内にある青い表紙のファイルにあった購入品一覧表には
どちらの記載もなかったので所在地によって地域差はあるかもしれません。
もちろんコートもジャンパーも支給なんてされません。
仮に家族が差し入れても受刑者に届く事はありません。
受刑者が着る官服は皆一緒です。
共同房の受刑者も昼夜間居室処遇の受刑者も一緒でしょう。
受刑者からの人権救済申し立てでもあったのかな?
それとも弁護士の先生達が視察か何かで目視して「薄着」と判断したのでしょうか?
実際は重ね着していたかもしれません。(それでも十分寒いだろうけど)
弁護士会の先生達が「防寒対策を」と要望しても果たしてどうなんでしょう。
M刑務所は受刑者の大半が長期刑(LB)なので防寒対策は深刻な問題だけど、
大寒波があって大量の凍死者でも出ない限り
対策なんて現実的に無理なんじゃないのかな?
と思います(私見)。